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朝からムード歌謡(4)

星屑の町

唄:三橋美智也
1962(昭和37)年

私が4歳の頃流行っていた歌である。昔の歌は今と違って結構長く流行していたから、耳には残っている。

三橋美智也(1930~1996)はもと民謡歌手。のびやかな高音と巧みなこぶし回しが特徴で、農村を舞台とする歌を多く歌っていた。
「ムード歌謡」は都会の酒場や夜の世界が主な舞台だから、肌合いがかなり違う。それでもこの歌は特に農村が舞台ではなく、どちらかといえば都会の疲れたサラリーマンが主人公みたいだから、取り上げてみることにした。

それにしても不思議な歌詞である。
「両手を回して帰ろう・・・揺れながら」である。両手を回す・・・両手を頭の上にあげてぐるぐる回すのか?それともクロールで泳ぐように交互に両手を回すのか?あるいはバタフライみたいに同時なのか?
さらにその態勢で「揺れる」のである。実際やるとしたら、結構難しい。

私も60年余り生きているが、こんな格好で歩いている人間を、まだ見たことがない。「涙の中を・・・」と続いていくから、泣いているんだろうか。ちょっと心配だな。

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没後20年余り。若い人は三橋美智也の歌は知らないだろう。知ってるとしたら、某スナック菓子のCMソングくらいだろうか。
そのスナック菓子も東日本では販売終了となり、現在西日本のみでの販売となっているのは、少し寂しい。


by nicomachus | 2019-12-13 19:31 | 音楽 | Comments(0)

昏るるに未だ遠し


by nicomachus