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C・クライバー

おととい(8月16日)のEテレで、「伝説の名演奏」というのが放送されていた。
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最後に登場したカルロス・クライバー(1930-2004)は、録音嫌いでレパートリーも極端に少なく、たまに開かれるコンサートもドタキャンありという天才肌の指揮者だが、踊ってるような華麗な指揮で聴衆を魅了した。
何回か来日したこともあり、そのときの演奏はNHKでも放送されていた。

この日の放送は、1991年10月にウィーン・フィルを振ったブラームスの交響曲第2番。会場は楽友協会(ムジークフェライン)ホール。

クライバーの流麗で活き活きした指揮ぶりが、何とも楽しそう。
こんな指揮で演奏できるのかとも思うのだが、リハーサルを長時間徹底的にするらしいから、本番では見なくても弾けるのだろう。

一見天衣無縫に見えるのだが、オーケストラの配置はバイオリン群を左右に分ける古典配置(当時は珍しい)。解説で知ったのだが、バイオリンの弓使い(ボウイング)を、音を均質にするためあえて揃えていないなど、技巧も凝らしている。

by nicomachus | 2020-08-18 23:51 | 音楽 | Comments(0)

昏るるに未だ遠し


by nicomachus