人気ブログランキング | 話題のタグを見る

グスターボ・ドゥダメル

9日のEテレ クラシック音楽館から

今回の放送では若手指揮者を何人か紹介していた。

この手の音楽を、40年余り聴いている。聴き始めた頃のカラヤン、ベームといった大指揮者はおおむね世を去り、若い指揮者はほとんど名前が分からない。

その中では、名前を見知っているのはグスターボ・ドゥダメル一人である。

グスターボ・ドゥダメル_e0405122_23104367.jpg

ヴェネズエラ生まれの40歳。
指揮者の世界で40歳は、ホンの駆け出しだが、世界で最も注目されているらしい。

ヴェネズエラは有数の産油国だが、政治的には安定していないし、何年か前にはハイパーインフレが起こるなど、経済的にも不安定。

しかし、貧困階層の人々の教育に力を入れていて、音楽教育の分野でも、才能ある子供には楽器を貸与して音楽家を育てている(エル・システマ)。

ドゥダメルも、このシステムで見い出され育成されたのだそうだ。

曲は、ストラヴィンスキーの「火の鳥」
グスターボ・ドゥダメル_e0405122_23125378.jpg
オーケストラはロサンゼルス・フィルハーモニック。

演奏終了時、観客は総立ちで拍手を送っていた。

Commented by Solar18 at 2021-05-14 17:56
彼がまだ無名の頃の活動を紹介したドキュメンタリーを、何度かこちらのテレビで見て、その度に感激したものです。

Commented by nicomachus at 2021-05-14 19:31
Solar18さま
ドキュメンタリーがあるのですね。

国柄だと思いますが、
日本では傑出した才能があっても、
国の援助はほとんど期待できないのは、
経済大国(一応)としては寂しいですね。
by nicomachus | 2021-05-12 05:00 | 音楽 | Comments(2)

昏るるに未だ遠し


by nicomachus